リーガル・ハイをTSUTAYAでレンタルして一期分(全11話+スペシャル)見終わったので感想を。
一話一話詳細に感想書くの面倒なので、率直に見終わった感想を言うならば面白い!
小学生並の感想だが、笑いたけりゃ笑え!1話見終わる毎に次から次へと見たくなるこの感覚は「半沢直樹」に近いか。
半沢直樹といえば、同じ堺雅人さんが主人公を演じていますが、正反対なキャラクターです。
半沢はクールで真面目な正義漢。対するリーガル・ハイの主人公、古美門研介は毒舌で勝利至上主義で拝金主義の人格破綻者。正義は金で買えるという主張は半沢とはまさに正反対ですね。
そんな一見ゲスな主人公を嫌悪感なく寧ろ痛快に見れるのは脚本の古沢良太さんによるコミカルな作風と、堺雅人さんの演技があるからこそ。
『弁護士』を題材にすると、どうしてもヒロインポジの黛真知子みたいな正義感溢れる人物が司法で悪を倒すみたいな流れになるのが普通だ。
だが、リーガル・ハイは違う。古美門は本来なら悪役に配置するキャラクターだろう。
実際彼は4話では、マンション建設を巡る訴訟で住民側ではなくゼネコンに付き、5話では大物政治家の収賄罪の弁護、8話は親から親権を奪う側に付く。
こう聞くだけで、そんじょそこらの弁護士物とは比べものにならないと思う。
最終話では、不当解雇されたクライアントを弁護する黛に対し、相手企業側の弁護士で立ちはだかる。 弁護士としての黛って綺麗事を言うだけの若干ウザいキャラだったんだけど、古美門が過去に倒した相手の協力を得て黛有利に裁判を進める。しかし、そこは古美門研介。勝つ為には手段は選ばない男。見事に逆転されてしまう(笑)
普通こういう最強主人公+成長主人公だと成長主人公が勝つ流れですが、そこはリーガルハイ。
ドラマとしては邪道なのかもしれませんが、それ故新鮮。原作付きだと実写化の際叩かれる毎多いですが、ドラマ原作ならではの先が見えない展開に引き込まれました。
原作をゴミにする脚本家が多いなか、ドラマ原作でここまでの物を作れるのは素直に凄い。二期見ます。