忍者ブログ

DUST BOX

ゲームのレビュー書いたり、新作ゲームの妄想をあーだこーだ書いたりしてます。 それと、思考を整理する為にアウトプット用になんか色々垂れ流してるブログです。

【VITA】ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

【VITA】ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ

【VITA】ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ

発売日:2016年1月28日
パブリッシャー:スクウェア・エニックス
デベロッパー:スクウェア・エニックス


【概要】

もし、DQ1の勇者が竜王の「世界の半分をやるから手を組まないか?」という問いかけに、「はい」と答えたらどうなるの?っていうワンアイディアから発展させた、もうひとつの『ドラゴンクエスト』

ファミコン、リメイク問わずDQ1をプレイした人の中には一定数はいると思うんですよね。この選択肢で「はい」と答えた人。間に受けたのか、興味本位か、それともボタン連打してついうっかりなのかは人それぞれ違いそうですが(笑)

俺も、一度は「はい」を選んだ事がある人間ですから、ゲームの中とはいえ、他人事とは思えないんですよね。

ジャンルこそ、『マインクラフト』と同じサンドボックスゲームですが、マインクラフトに、堀井雄二が監修した『DQ1』の世界観に、鳥山明がデザインしたキャラクターやモンスター、すぎやまこういちがアレンジした名曲の数々、DQらしい独特のテキストが加わるだけで、『マインクラフトのパクり』ではなく、『ドラゴンクエスト』として成立するんですよね。

もちろん、DQBを企画・立案したディレクターの新納さんの力も大きいですね。

新納さんは『世界樹の迷宮』『セブンスドラゴン』『ラストランカー』『クリミナルガールズ』『fate/extra』などを手がけており、このブログでもセブンスドラゴン2020、クリミナルガールズ、fate/extraなんかはレビューしたりと、何気にニーノファンですからね。俺w

【マインクラフトとの違い】

明確なストーリー。これにつきます。

ストーリー上で次にやることが明確。住人達の依頼を聞いているうちに、ストーリーが進む。

かといって、RPGでよくあるおつかいっぽさはあまり感じないですね。

これは、主人公の目的が『魔王の討伐』ではなく、希望を失いつつある人々を町づくりを通じて守り・希望を見せることにあるから、プレイヤー側も作業っぽく感じないんですよね。

※あくまで、俺個人の感想なので人によっては作業っぽく感じるかもしれません

【時間泥棒な街づくり要素】

住人の要望通りに街を復興させていくと、プレイヤーにも還元されるんですよ。

例えば、寝室を作ってくれという依頼を聞いて寝室を作ると、住人の最大HPが10%上昇するだとか、キッチンを作ってくれという依頼を聞いて作ると、住人が料理を作ってくれたり。工房を作って住人の装備が強くなったり。

自分で物を作るのが苦手な人でも、住人が設計図をくれたり、何のアイテムが必要だとかヒントを分かりやすく教えてくれるので、慣れるまではその通りに作れば問題ない。

慣れたら自分で色々作って街を好きに復興させていけるのも面白いかと。ただ適当に土を重ねるだけで面白いんですよね、これ。

結局ボスに破壊されるってわかっていても無駄にクラフトしちゃうんだよな。


【シムシティや牧場物語に通じる要素も】

復興させていくと、住人も次々と増えるので、DQ7やPS版DQ4の移民の街や、シムシティといった街づくり要素や、個性溢れる住人と一緒にスローライフを送るどうぶつの森や牧場物語が好きな人が満足する要素も結構ありますよこれ。

勿論マインクラフトの物作りやDQのストーリーがあった上での+αみたいな微々たるものですが(笑)

DQ5で結婚要素あったし、結婚や酪農、2章にあった畑で農業なんかの要素もちょっと盛り込んでも良いんじゃないかなとも思うんだけど。モンスターズみたいにモンスター仲間にしたりなんかもDQっぽくて面白そう。(ストーリーでもフリーでもモンスターの住人いるけど)

その前に3章であった住人連れ歩きシステムを他の章でもやりたい。具体的には2章のエルたそとか終章のエルたそとかw

可愛いだけじゃなくて強いんだよな、エルたそ。

【随所に見られる初代『ドラゴンクエスト』へのリスペクト。】

まずね、竜王の世界の半分〜に、「はい」を答えた世界ってのが凄くいい。

事前知識がない状態でDQ1やったら、闇の戦士同様、興味本位だったり面白半分で選んじゃうよ。

だって世界の半分だぜ? 逆になんでいいえって答えるんだよ。

だって王様、素っ裸な勇者に120ゴールドとたいまつ、使い捨てのカギしかくれないんだぜ?

ビルダーズでも触れてたけど、自称(?)ロトの子孫は1勇者以外にもいっぱいいて、竜王討伐にも失敗しているみたいだし、王様もいちいち相手してられないってのもあるんだろうけど。

それ以外にも1に出たモンスターはがいこつやリカント、ドロルといったマイナーなモンスターも含め、全種類出たり、FC版の説明書に名前しか出てないムツヘタが出てきたり、姫が「そんなひどい」と発言したり初代愛に満ち溢れた作品です。


DQ1を知らなくても、勇者の夢という形で、DQ1のストーリーを追憶でき、問題無いですが、やっぱりストーリーや世界観への思い入れ的にもし、ビルダーズをやってDQ1に興味を持ったなら、一度で良いからクリアして欲しいかな。 強制する気もないし、ビルダーズ単品でも十分楽しめるしね。

予約特典にDQ1のDL版つけるか、ビルダーズの素材そのままでDQ1を収録してくれれば完璧だったんだけどね。

DQ1今やるならwiiかスマホかな? SFCやGB版もハード持ってればそっちでも良いかもしれません。勿論ファミコン版でも良いけどw

DQ1って初代なのに地味なんですよね。時系列的には3が一番古く、初期ドラクエでも一番地味w

そんなDQ1をフューチャーしてくれて、あれだけ掘り下げてくれるとか最高ですよ!

ディシディアといい、スクエニの初代リスペクト作品は当たりってイメージあるw


【秀逸すぎるゲームデザイン】
第1章のメルキドをクリアして、第2章のリムルダールに行く時に、レシピ以外全てリセットされますが、これって英断だと思うんですよね。

メルキドでクリア後引き継ぎしたら、メルキドグリーヴと空とぶ靴、鋼装備に魔法の玉、HPも100を超えヌルゲー化するか、過度のインフレするかですからね。

しかし、プレイヤーのビルダーとしての技量はメルキド、リムルダール、マイラ、ラダトームと章が進むごとに蓄積し、成長を実感出来るのが良いよね。

DQはレベルを上げて物理で殴れのたたかう連打の脳筋ゲームから一歩抜け出した感じがまた良い。

いつまでたってもトロルやギガンテス、ドラゴンが強敵な一方、罠を駆使したり、大砲ぶっ放したりバイクで体当たりすれば楽に倒せる。

勇者には勇者の、ビルダーにはビルダーの戦い方があるんですよね。

この仕様が、タイマンで正面からこんな強いドラゴンやゴーレム、竜王を倒せる1勇者やビルダーの前に立ちはだかるボス級の強さを際立たせてくれる。

ビルダーでも勝てるのに竜王に屈した勇者wwwとかビルダーとかいう雑魚に倒される魔王が居るらしいみたいな煽りに発展しないゲームバランス。

この辺りは新納さんの技量が遺憾なく発揮されてますね。


【不満・改善して欲しい点】
勇者をもうちょっと掘り下げて欲しかった。 闇の戦士は倒したら死ぬでも正気に戻るでもなくどっかいっちゃうし。

後はカメラとクリエイトする時に個数が選択出来ないのは×。

この辺は次回作に期待。……でるよね?



【総評】
これは文句無しに神ゲーです。100点!

ドラクエだの、マイクラだの色々なゲームをあげていますが、それらの作品を知らなくても『ドラゴンクエストビルダーズ』という一つのタイトルとして楽しめるように作られている。

ストーリーそっちのけで街を作るだけでいつの間にか数時間経ってたりする時間泥棒っぷりw

興味を持ったらまず体験版やってみる事をオススメします。製品版を買うのはそれからでも遅くはない。


こんな人にオススメ
・ドラクエ好き
・マイクラ好き
・クリエイト好き
・時間を忘れるくらい何かに熱中したい人

こんな人にはオススメできない
・DQが嫌いな人。
・鳥山明、堀井雄二、すぎやまこういちといったDQ製作陣のアンチ
・スクエニ嫌いな人
・クリエイトが嫌いな人
PR

コメント

プロフィール

HN:
五味太郎
性別:
非公開

P R