はい、10巻の感想です。なんというか、「おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!」ってタイトル通り、最初から最後まで直輝と桃の物語で、長谷川も、鈴木も。小豆も、ムラサキさんも、あかりも物語に彩りを添えるだけの存在なんですよね。
表紙だって、小豆エンド除いたら全部桃と直輝ですからね。
そう考えると、最初からこの結末は決まってたんじゃないでしょうか。
実際、カッシーは桃との関係がダメだと、露骨にポンコツ化しますからね。
しかし、カッシー気が多すぎる!でも、実際これだけ美少女に惚れられたらあっちに惹かれたりこっちに惹かれたりするわな。少なくとも、カッシーは公式で気が多いって言及されてるからマシですかね。
まあ、オタクは基本的にチョロいからね。対象が二次元だからって3ヶ月で嫁ころころ変わるぐらいだからね。しょうがないね。
なんというか、カッシーモテ過ぎぃ!
全ての始まりである元凶の及川さんまでカッシーの事好きだったとかw
中学生の頃のダサダサキモオタ時代からラノベ主人公の才能あったのか…
しかし、こういう展開好きなんだけど、ただのとらドラ!フォロワーで終わっちゃった感じかな。
とらドラと違うのは、カッシーは竜児と違って気が多いから、長谷川さんや小豆ちゃんといったサブヒロインが読者にとって魅力的に映る可能性が高い。
みのりんポジの長谷川がぼっちの為、本筋に絡む機会が少なく、あーみんポジの小豆ちゃんがあーみんと違ってわかりやすくカッシーに好意を示してるところか。
鈴木鈴木いってる桃や、いまいち影が薄い長谷川に比べると、読者にとってわかりやすくカッシーに好意を示してる小豆ちゃんが人気出るのは仕方ないかな。
同じオタクで、エロ同人やらにも理解を示してくれ、コスプレなんかで色々好きなキャラになりきってくれる。しかも可愛くて巨乳で性格も良く、好意をストレートに示してくれるとかサブヒロインにするのは勿体無い逸材。実際スピンオフでヒロイン昇格してたしw
まあ、でもオタリアという作品にとって、このエンドが正解でしょうね。本編で小豆エンドだったりしたら、1巻からの積み上げてきたタイトルの意味は何だったのかってなっちゃうし。9巻の流れからなら小豆エンドじゃなきゃしっくりこないんだけどね。
2巻から登場して、最終巻一歩手前で役割終えるとかサブヒロインの鏡
桃がヒロインなのが最初から既定路線だったら、もっと桃とのイチャイチャニヤニヤなシーンが欲しかったな。