千と千尋の神隠し
2001年7月20日に公開されたスタジオジブリ制作のアニメ映画ですね。
監督は宮崎駿。興行収入は邦画史上1位で、未だに破られていません。そりゃそうだ。俺も見に行ったもん(遠い目)
あらすじ
小学生の千尋は、両親と共に引越し先へと向う途中、森の中の奇妙なトンネルの先に広がる無人の街に迷い込む。しかし、そこは怪物のような姿の八百万の神々が住む、人間が来てはいけない世界だった。食べ物屋で無断で食事をした千尋の両親は豚にされてしまい、彼女自身も消えそうになるが、千尋はこの世界に住む少年ハクに助けられる。
千尋は、湯屋の主人である湯婆婆に仕事をもらえるように頼み込む。そして紆余曲折を経て千尋は、名を奪われて「千(せん)」と新たに名付けられ、油屋で働くことになる……
個人的にジブリというか、宮崎駿作品で面白いと言えるのは千と千尋の神隠しまでだと思ってます。
この作品は、なんというか、不思議なパワーを持っている作品ですね。
冒頭の車のシーンで千尋とその両親の性格がよくわかりますね。
冷めた現代っ子みたいな千尋、体育会系っぽく冒険好きな父、ドライで千尋には少し冷たい母。
三人はトンネルを抜け、不思議な国に導かれるかのように迷い込む。
そんなものかと言われればそれまでですが、引越したばかりで、ろくに知らない土地の森を車で通りますか? いくら、冒険好きな性格でもまずは引越しと荷解きが先でしょう。
もしかしたら、この段階で何者かに誘われてるのかも知れません。
メタ的には監督や脚本家でしょうけど、八百万の神様の国だし、その中の神様が誘ったのかも知れませんよ?(適当)
理由は知らないけど←
でもさ、明らかに誰も居ない店の料理パクつくっておかしくね? まだやってるかもしれないテーマパークで、客はともかく、店員が居ないわけないんだし
そこまで催眠誘導されてたとしてもおかしくない気もする。
作中に出てくる豚だって、父母と同じくあの国に迷い込んだ人間の末路だったりして……? 勿論やらかして豚にされた従業員なんかもいるだろうけどさ。
半透明の影も謎だし、トンネルも行き帰り違うし、ラストの草だらけの車とか、考察するのが面白い作品ですね。
これって、作品の出来が悪ければ「なんだこれ、意味わからね」で終わるけど、作品の出来が良ければ考察したくなりますものね。
音楽、映像共に素晴らしい。そして引き込まれる物語。 謎も多くありますが、それを考察しても、そのままにしても楽しめる傑作です。