以前小説を読んで気になったのでDVDレンタルして視聴。
映画化による設定変更って良くありますが、今作の場合は受け入れられました。
主人公に双子の弟がいる。
主人公の性格がよりお馬鹿に、そしてアグレッシブに
穂積が白鳥ってキャラに変更
基本的なストーリーは原作と一緒。テーマも原作と同じで、宇宙を作ることができるのか?
原作同様、難解な物理用語が色々飛び交うが、退屈せずに見ることが出来ました。
一応、原作読了済みなので、そういったシーンがあるのを覚悟していましたが、予想以上に退屈したり飽きる事なく見れました。
ストーリーも本来ならゼミで議論しているのが大半なのだが、テンポ良くドンドン進む。説明調のシーンも分かりやすくサクサク進む。
この作品は、原作レイプみたいなのは行われず、基本原作と同じ道を辿るのに、受ける印象がまるで違う(笑)
まず原作で文章読んでも物理詳しくないから適当に読み流したシーンも、イラスト、図形。ありとあらゆる形で「演出」されており、宇宙を創るって良くわからない内容を伝えようとする熱意が凄い!
原作だとどこにでもいる汎用で等身大の普通の大学生でしかない基一が、今作では熱いロックンローラーになっているので、ディベートのシーンなんかも原作だとロクに役に立たないで沙羅華に任せきりだったが、映画版では魂の入ったトークで自分なりの見解を熱弁。
そして後半もクソシリアスな筈なのにロックンロールに熱唱、寿司のコンボでシリアスブレイカーにも程があるwww
同じ作品を扱って、同じようなストーリーなのに主人公の性格を変えるだけでこうまで印象が変わるんですね(笑)
個人的には市原隼人の演技込で「有り」です。
宇宙を創ることが出来るのかというテーマを熱く、分かりやすく、荒唐無稽に伝えようとする心意気が素晴らしい
2時間見て、退屈しないだけで俺の中ではかなりオススメの作品です!